「ロンドン目指してネコまっしぐら~」と歓喜した猫ひろしの五輪マラソン出場が危うくなってきた。「モーニングバード」は「猫だまし!?ロンドン五輪の夢ピンチ」と取り上げた。国際陸連は「私たちの認識では猫ひろしは日本人。カンボジアから正式な情報を受けていない。もし何も情報を受け取らなければ、彼は走ることはできない」としている。
国際陸連には「国籍変更後1年間は国際競技に出場できない」という規定があり、出場するためには「連続して1年の居住実績」「国際陸連理事会の承認」のどちらかをクリアする必要がある。猫はカンボジアで1年の居住実績はなく、それだけでも出場は危うかったが、さらにマラソンの記録の上でも「猫だまし」が馬脚を現した。
五輪代表取り消しへ
4月15日(2012年)に行われたパリマラソンで、カンボジアのヘム・ブンティン選手(26)が2時間23分29秒と、猫の別府大分マラソン(2時間30分26秒)より7分近く早い記録を出した。ブンティン選手は過去のトラブルでカンボジア陸連に加盟しておらず、五輪への推薦は受けられないらしいが、猫にとってはバツの悪い話だ。カンボジア陸連は「国際陸連の規定を知らなかった」と言っており、日本では「カンボジア陸連買収」疑惑まで取り沙汰されていることから、猫の五輪代表取り消しということになりそうだ。
文
モンブラン