「北朝鮮ミサイル」3・11繰り返し―政府混乱・情報出し渋り

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1時間後に官房長官会見「影響ない。平静に」

   ようやくスタジオにもどった。司会の加藤浩次が「日本政府が確認したのが発射から45分から50分かかっている。アメリカから情報が入ったらイージス艦、PAC3が準備に入らないといけないのに、発射がわかってなかったのかな」

   八代英輝(弁護士)「わからないはずはない。国民に伝わってないということ」

   8時30分にまたピョンヤンの原田「情報はありません。ピョンヤンは快晴、無風です」

   キャスターのテリー伊藤が「本来なら、きょう(13日) の人民代表大会で成功の話を発表するはずだった」と話し出す。金正恩が国防委員長になるはずだったが、祝いの花火は落ちてしまった。

   テリー「何時何分にどうなったとわからないものか」

   武貞「監視体制・能力がわかってしまうので、国防上かなり微妙だ」

   テリー「でも韓国は発表している。沖縄の人は不安だった」

   武貞「飛翔を続けて沖縄に近づいたら伝える必要はあるが、1分で姿を消した」

   8時37分に藤村官房長官がようやく会見したが、内容は防衛相と同じ。日本への影響はないと、 国民に「平静」を呼びかけた。なんだか、福島第一原発事故のときに聞いた官房長官発言とそっくりだ。その後も武貞は、銀河3号なのか、東倉里だったのかと疑問を投げ続けたが、41分に岸田「防衛省の発表ですが、発射後、数個に分かれた模様だということです」。ここでようやく武貞も「失敗ですね。日米韓の情報は一致していた」

   テリー「しかし北は絶対に失敗とはいわない。平気で発射の時の映像を流すでしょう」

   9時になってワシントンから、青山和弘記者が「米政府は分析を急いでいる。あすにも安保理決議違反だという流れになる。また失敗が北の国内にどう影響するか、金正恩体制の行方も注目だ」

   このあと9時7分までああだこうだと続いたが、とうとう京都の暴走車はもどってこなかった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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