「ダルビッシュ情報、必要だったのか」 キャスターが投げかけた疑問

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   「ダル、始動」――。MLBのテキサス・レンジャーズに入団したダルビッシュ有投手が今朝(2012年4月10日)、メジャー初登板するというので、番組は冒頭からこの話題で持ちきり。シーズン15勝、20勝(見込み)だといった景気のよい数字が踊る。

   「(初登板の)映像は番組のなかでナマナマしくお伝えします」と笠井信輔アナ。紛らわしいが、「ナマナマしく」はナマ放送ではない。ダルビッシュがマウンドに立ち、その様子が「某国営放送」で中継されているころ、とくダネ!では「家電芸人が教える食洗機の使い方」が流れていた。

初回4失点

   そして長い長い1回表が終わったころ、番組にダイジェスト映像が登場。実況役をつとめる田中大貴アナらは意気消沈気味である。なにしろ制球ままならぬダルビッシュが初回に4失点もした直後では、意気もあがらない。

   ゲストの野球解説者、江本孟紀は「こんなに緊張しているダルビッシュは見たことがない」「上体に力が入りすぎて、バランスが悪く、リリースポイントが不安定」などと指摘した。

   司会の小倉智昭は後に「ダルビッシュに興味がある人は今日、別の局を見てたのでは。野球に関心がない人がとくダネ!を見てたとすると、とくダネ!にダルビッシュの情報は必要だったのか」と、今朝の番組編成に根本的な疑問を投げかけていた。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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