歌手の小林幸子が、35年間支え続けてくれた小林プロモーションの女社長と専務をあっさり「解任」したことが物議をかもしている。
これについて小林がコメントを発表したが、その中で解任劇を報じるマスコミに「真実と異なる報道が悲しくここにファックスさせて頂きました」と異を立てた。
「真実とは異なる報道」とは?
『モーニングバード』(2012年4月9日)が「『真実とは異なる報道』とはどういう意味でしょうか?」(司会の赤江珠緒)と取り上げた。
ことの起こりは2月上旬、2011年11月結婚した、医療関係会社の社長をしている夫(49)と前社長とのこんなやり取りからだという。
夫「(NHK紅白の)衣装が何故こんなに高いのか」、前社長「素人に何がわかるのか。わからないのに口出ししないで」、夫「今年から自分が衣装をつくる。僕なら3分の1でできる」、前社長「それならやってみなさいよ」、夫「やりますよ、僕はスーパーマンだからできる」。
夫はそのまま小林とウィーンに新婚旅行へ。ところが戻ってきた小林が前社長に「アレ、まだいたの、いつ辞めるの?」。その後、前社長による「お金の使い込み」など、たちの悪いうわさが飛び交った。そこで双方が弁護士を通じて帳簿のチェックを行った結果、事務所の金銭関係は全く問題なかったことが判明したが、泥沼状態に。
確かにNHK紅白に出場する豪華な衣装には4億円もする衣装もあり、素人目では高い。しかし、15年にわたってこの豪華な衣装を作ってきた舞台会社の社長は「こういうのはそう簡単にできるのもではない」という。どれも前社長が中心になってデザインなど何度も打ち合わせを重ね2か月以上かけて1回勝負で製作してきた。
しかも、この衣装が話題になるからこそNHK紅白に33回も連続出場できたし、その後も小林が歌う公演にこの衣装を飾ることによって元も取ってきたという。