息子が涙、そのとき安岡力也さんは… 65歳で死去の直前

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「親父がオレの手をもって涙を払った」

   力斗さんも、「肝臓でも心臓でもやるから、長生きしてくれっていう気持ちだった。代わってやりたかった」という。このとき力斗さんは、肝臓の64%を提供した。力也さん はなお、「力斗の息子とサケが飲みてぇんだ。120歳でも生きてぇな」といっていたという。

   最後のとき、力也さんは意識ははっきりしていた。力斗さんが「大丈夫ですよ」というと、目で合図して手を出してきた。「手を握ると、そうじゃないというので、ぎゅうっと抱きしめた。親父はぼくが泣くのが嫌いで、子どもの時から泣くんじゃないといっていた。最後に思わず涙が出たら、親父がオレの手をもって涙を払った」

   加藤浩次「すごい息子さんですね」

   テリー伊藤は「力也さんはね、お父さんがイタリア人でグループサウンズの時も豪快でかっこよかった。もったいないね。もう少し摂生していれば長生きできた。歌もうまかったし、役者としてもああいう人なかなかいない。それこそ勝新太郎さんみたいな」という。

   子どもの頃の力斗さんが、「酒とタバコをやめて」といっている映像があった。その声が 通っていれば‥‥とだれもが思う。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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