政界も芸能界も御家騒動、対立、裏切り、藪茂り――。歌手の小林幸子のマネージャーや事務所社長などを30年以上つとめた女性が「解雇」された一件では、番組は前社長に取材し、その「言い分」を多く伝えていた。
それによると、昨年11月(2011年)の小林の結婚を境に、医療関連会社社長の新夫が事務所運営に口出しするようになり、社長との間にあつれきが生じていた。今年2月上旬には例の紅白歌合戦の衣装代をめぐって、火種は一気に炎上したらしい。
売り言葉に買い言葉「では辞めるんですね」「ええ、いいですよ」
事務所の運営には直接携わっていないものの、小林のプライベートパートナーであり、経済経営に明るいと自負する『小林夫』が「紅白の衣装代金が高い」「3分の1でできる」などと指摘。前社長は「(もっと安く)できるというなら、あなたがやってみれば」と言い返し、「ではあなたは辞めるんですね」「いいですよ」などというやりとりがあったという。
売り言葉に買い言葉のようなもので、実際に辞めるつもりはなかったが、後日、小林自身との会談で退職を迫られ、以後は互いに弁護士を立てて話し合う旨、告げられたという。
コメンテイターからは「ご主人が口を出してるにしても、幸子さん自身が33年のお付き合いのある方にこんなに簡単に決断を下したことには、疑問を感じてしまいます」(深澤真紀・コラムニスト)との声も。
なお一部報道で、社長がカネの使い込みをしているなどと伝えられたが、前社長は明確に否定しているという。
文
ボンド柳生