東京電力は電気料値上げについて各方面から集中砲火を浴びているが、けさ5日(2012年4月)の「朝ズバ! 不連続シリーズ これでいいのかニッポン」コーナーに東電の常務でお客さま本部長の高津浩明(59)が生出演した。
高津の緊張をやわらげるように司会のみのもんたが紹介する。「人柄の良さ、お客さま本部にふさわしい方、攻めにくい方ですね」。たしかに、恐縮気味の物腰で言葉遣いもていねいだったが、値上げについて理解が得られたかどうかは不明だ。
「本社ビルは売却できません。地下に変電所ある」
大口向け電気料金を4月1日から17%値上げしたことについて、「説明不足で多くの方々にご迷惑をかけた」とお詫びしたあと、根拠について「経常費用5・6兆円のうち、節約できるのは燃料費などを除いた人件費、修繕費、その他費用などの1・5兆円で、とくに半分近くは人件費で削減し、福利厚生関係の施設はすべて売却する」などと説明し理解を求めた。ゲストの経済ジャーナリストの荻原博子は「本社ビルを売却するぐらいの誠意を見せられないか」と迫ったが、本社には地下に変電所があって難しいのだそうだ。
文
一ツ石