橋下・石原「報道陣取り囲む中で密会」思わせぶりの顔合わせ

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「今の日本で最も注目される2人が会いました。何を話したんでしょうか」

   司会のみのもんたが思わせぶりに語る。石原慎太郎東京都知事と橋下徹大阪市長がきのう4日(2012年4月)、大阪市内のホテルで昼食をとりながら1時間半にわたり会談した。次期衆院選に向けた連携などをめぐり話し合ったとみられるが、中身は明らかになっていない。

維新の会幹事長「生々しい話の段階には至っていない」

   「密談だ。そのうち、話します」。東京の自宅に戻った石原はそう語った。「密談といわれると、よけい聞きたくなりますよね」とみの。橋下によれば、会談は石原の方から「時間があれば食事でも」と持ちかけられたという。会場となったホテルには多数の報道陣が詰めかけ、出入りが見えないよう廊下には目張りがされ、移動には業務用エレベーターが使われるなど厳戒態勢だった。だが、大阪維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は「生々しい話の段階には至っていないというのが共通の認識だ」と語っている。

   コメンテーターの金井辰樹(東京新聞・中日新聞政治部次長)は「何百人ものマスコミが取り囲む中、密談といわれても困る」と苦笑しながら、「野田首相と谷垣自民党総裁はどちらも会っていないと懸命に否定したが、密談だと言われた方がすごいことが決まったのかな、と思わせるところがある」と言う。北川正泰(早稲田大学大学院教授)も「なかなかの演出家だ。実際は大した密談ではなかった。内容より、顔を合わせることに意味があった」と会談内容について深入りしなかった。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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