「WEニュース」担当のウエンツ瑛士(タレント)が「スッタメ」コーナーになっても残っていた。「この場を離れなせん」と言って待っていたのは、シャッフルダンスの「LMFAO」のスカイ・ブルーとレッドフーの2人組だ。「LMFAO」とはネット用語で「大爆笑」の意なんだそうな。
とにかくストリートいっぱいに展開して踊る。まあ「ダンス甲子園」みたいなといったら叱られるかな。グラミー賞にノミネートされたり、フランスの音楽賞を受賞したりしていて、マドンナやチャン・グンソクがはまっているといわれるいま話題のシャッフルダンスだ。
伝説のレコード会社「モータウン」の御曹司たち
ヒット曲「パーティーロックアンセム」の映像はたしかに見せる。iTunesでは14か国で1位。YouTubeでは再生数3億回以上。マイケル・ジャクソンとも違う粗野でエネルギッシュ。そこはかとなく60年代の反体制の臭いもある。「パーティー番長」といわれるゆえんだ。
「LMFAO」の2人は映画「ドリームガールズ」のモデルとなった「モータウン・レコード」の創設者、ベリー・ゴーディーJrの息子と孫。「モータウン」はダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダーらを輩出した伝説のレコード会社だ。
それがスタジオに現れた。レッドフーが「Party Rock」と書かれたピンクのクマのぬいぐるみを司会の加藤浩次に渡した。クマはレッドフーと同じメガネをかけている。マスコットらしい。メンバーは7人だが、なぜかスカイ・ブルーの姿がない。加藤が聞くと、「腰を痛めた」とシャッフルを踊る身振りを見せた。キャスターのテリー伊藤が「のり過ぎたんだ」という。
所狭しとスタジオ大暴れ!ついにタイツ脱いでパンツ姿
そして始まった。テレビでナマは初めてだという。「Party Pock Anthem」と「Sexy and I know it」 を、スタジオ狭しと暴れ回る、ストリートダンスかと思うと、ピタッと揃ってみせたりもする。歌詞だってかなりきわどい。最後はみんな長いタイツを脱いで、そろいのパンツ姿になった。黒の地に黄色いカエルみたいな顔が描いてあった。
加藤「チャック開けた時はどうなるんだと思った」
日本人が1人いて、加藤が「むちゃくちゃでしょ」というのに「パーティーが始まってるようなもので」という。意外や、ひげ面のレッドフーはアップになるとすごく優しい顔をしていた。
最後はレッドフーに青いハッピを着せてお開き。加藤が「なんでレッドにブルーなんだ」。もうひとつ用意されたハッピはちゃんと赤だった。
ウエンツ「最高。バカかっこいい」
まさにそれだった。