全体消費のほぼ半分が60歳以上、個人金融資産900兆円
カルチュア・コンビニエンス・クラブのTSUTAYAは代官山にその名も「蔦屋書店」という店をオープンした。広報担当者は「60歳代以上の方が自分の居場所として利用してもらうことをコンセプトにした」と話す。名画、名盤に加え、さまざまな専門書が並び、専門知識を持つコンシェルジュも常駐している。
岡安によると、60歳以上の消費支出額は年々伸びて2002年に80兆円だったのが、2011年には101兆円に達した。全体の消費のほぼ半分だ。さらに60歳以上の個人金融資産は700兆円から900兆円に上る。
司会のみのもんた「ちょっと待ってよ、こんな額なの、すごいねえ」
団塊の世代は子どものころから、終戦っ子、ヤング世代、ニューサーティーなどいろいろな呼ばれ方をして消費社会の中心を担ってきた。いまは経済的にも体力的にも余裕のある「アクティブシニア」だそうだ。デフレ脱却の鍵は団塊世代が握っているのかもしれない。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト