「4月はなにか楽しいことを見つける気持ちを」
カリスマ主婦モデルとして活躍する前田典子は「これで消費税率が上がればどうなっちゃうのですか」とため息混じりだが、父親と兄弟に政治家を持つ石原良純(気象予報士)の反応はちょっと違った。「桜が咲いてくれていれば、4月しょっぱなにこんな話題からならなかったのに。厳しい世の中、細かい数字は大事だけれど、何か楽しいことを見つける気持ちを持ってもらいたい」
もともと石原は庶民感覚に乏しいのか、身内をかばっての政治的発言か分からないが、この値上げラッシュを聞いて楽しいことを見つける気持ちになる人はそういないだろう。
青木理(元共同通信記者)「花見でお金を使い、内需拡大していこうという話になればいいが、先が見通せないなかで不安だからどんどん気持ちが沈んで行ってしまう」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト