「憧れの高校は?」
東京・渋谷で女子高生200人に聞いたところ、断トツだったのが「BLEA女子」だった。コメンテーターのカリスマ主婦モデルの前田典子も「知りません」と首を傾げるこの女子高校に、司会者・羽鳥真一が探りに出向いた。
潜入!羽鳥慎一たちまちメイク練習台
JR渋谷駅近くのビル外壁に「BLEA」の書かれていて、学校のイメージはない。羽鳥が中に入り、教室らしき戸をあけて覗くと、授業中にもかかわらず飛んできた第一声が「鼻たけぇ~」。好き勝手な服装でほとんどが茶髪。渋谷駅周辺を歩いている個性豊かな女子高校生がそっくり移動してきた感じだ。「校則はあるの」に、「法に違反することはダメ」という答えが返ってきた。
この高校にはファッション、ヘアメイク、ネイルアートの3科目のコースがあり、生徒はこのうちの好きな科目を選択して専門知識や技術を学ぶ。羽鳥はメイク授業に参加し、いきなりつけまつげの練習台のモデルに抜擢された。たちまち左目に「ちょっとタレ目を意識した甘めのeye」ができ上がり。羽鳥の「どうですか?」に、「ヤバイ!超眼パッチリ」。
通信授業で国語や数学も履修。教材はAKB
むろん、これだけの学習しているわけではない。入学と同時に通信制の星槎国際高校に在籍し、その教材を使って高校の単位を取得するシステムになっていて、ちゃんと国語や数学の授業もある。そこで数学の授業を覗くと、ホワイトボードに「AKB」とか「浜崎」の文字。講師によると、「カラオケでよく歌うアーティストを挙げなさい」という確率と統計の授業だという。
将来の進路を訊ねると、「ずっとギャルでいたい」という生徒もいたが、「ヘアメイクさん」「化粧品のメーカーに行きたい」「美容師」という堅実な答えが多かった。
羽鳥「話してみると、皆しっかりしている。高校に行きながら専門学校に行っているのと同じ。夢へのスタートが早まっていい」
前田「すぐ実践につながるからいいですよね」
元共同通信記者・青木理「新しい高校の形で、こういうのがあっていい」
みな好評価だった。