フランス・ニースで開かれているフィギュアスケート世界選手権で、浅田真央は2年ぶり3度目の優勝を目指してショートプログラムに挑んだ。しかし、トリプルアクセルで両足着氷になり転倒し、その後の連続ジャンプなどはまとめたものの、得点は伸びずに第4位に終わった。浅田は「やってきたことが全て出せたわけではないので悔しい。満足いく演技ではなかった」と話している。
自信なかったが「女王返り咲き」狙って果敢に挑戦
司会の加藤浩次は「国内ではすべて成功していたのに、なぜ今回は失敗してしまったのだろうか」と言う。フィギュアスケート解説者の佐野稔はトリプルアクセル失敗をこう分析した。
「完璧に飛べる自信がないと彼女は話していました。それでもあえて挑戦したのは、世界女王に返り咲きたいという強い願望があったからでしょう」
阿部祐二リポーター「2位につけている村上佳菜子選手は子供の頃から飛び慣れている2連続3回転ジャンプを決め、地味な滑りでしたがほぼ完璧な演技でした」
まだフリーで逆転のチャンス
コメンテーターの八代英輝(国際弁護士)が「フィギュアスケートはほんのちょっとの些細なことも、演技を大きく左右します。演技前に何かがあったのではないでしょうか」と妙なことを言い出した。
加藤「なにがあったのだろう?」
阿部「でも、まだチャンスはあります。佐野さんによれば、現在トップのアリョーナ・レオノワ(ロシア)選手はSPは得意ですが、フリーは苦手だそうです。フリーで浅田選手がトリプルアクセルを成功させれば女王への可能性は十分あるということでした」
フリーは日本時間4月1日未明の予定だ。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト