いま「ぽっちゃり女子」モテキ―渋谷に専門店オープン!店員もぽっちゃり

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   渋谷でファッションショーが開かれたが、モデルさんの様子がちょっと違う。みなぽっちゃりさんなのだ。23日(2012年3月)にオープンした「スマイルランド」は、太目の女性専門の婦人服店だった。「スマイルランド」は店員もみなぽっちゃりだ。ファッションショーで、お笑い芸人の馬場園梓(31)と並んで歩いたのも彼女たちだった。会社(ニッセン)も「大きいサイズの服を売っているので、ぽっちゃりも採用条件のひとつ」という。売り場でのお客さんとのやりとりも、「この方が痩せて見える」「私も…」といった「似た者同士」の気の置けない会話になる。

お笑い芸人・馬場園梓が火付け役

   いまぽっちゃりさんが人気だ。白鳥美麗こと渡辺直美(24)が川崎で開いたCDデビューのイベントには、なんと1万人が集まった。街の声も「かわいい」「ふわっとしてて女の子らしい」、男性も「包んでくれそうな」などという。馬場園はファッション誌「ステディ」のモデルをつとめ、「ぽっちゃり戦隊」の名で見せた変身ぶりでぽっちゃりブームの火付け役になった。読者からも「自分もおしゃれしていいんだ」「まだまだファッションが楽しめる」「前向きな気持ちになれた」という声が寄せられたそうだ。

   レポーターの冨田憲子が「スマイルランド」の店内を歩く。「通路が広くて開放感があります。棚も高めで、かがまなくてもいい」。店内いたるところに休憩できる長椅子やスツールがあり、極め付きが豪華な試着室だ。広いだけでなく、天井とカベからエアコンで涼しい風がくる。工業用のスポットクーラーだった。おまけに汗拭きシートや消臭剤まで置いてある。

「通販ばっかりだったので試着室が楽しい」(23歳)

   横浜から来た親子連れの23歳のぽっちゃり娘さんは、これまで通販で買うばかりだったが、初めて広い試着室で着ている自分を見られてご機嫌だった。「お店で見られないから不安だった。着て見て買えるのはいいです」。家を訪ねると父親(65)も「最近変わった。楽しそうに着替えて小ぎれいになった。明るくなった」という。彼女自身も「社交的にもなったし、出かけるのが楽しい」と話す。

   竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)「表情が明るくなっていいですよね」

   司会の小倉智昭「若さって武器ですよね」と言ったあと、カメラに向かって「歳とったら、ぽっちゃりさんとはいわれないんですよ」(爆笑)

   田中大貴アナ「前向きでポジティブな人をぽっちゃりさんという」

   中野美奈子アナ「芸能人でも、かわいらしいスタイルの方が多い」

   そういえば、太目の人の方が売れてる?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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