地域独占、発送電一体の弊害
東電エリアと他電力エリアが接する地域では、同じような光景が見られるに違いない。司会のみのもんたは「目の前で、一方はこうこう、一方は暗いんじゃね。(東電は)本当に値上げしないとダメなの?」と言う。地域独占に胡坐をかいてきた東電が、値上げを引っ込めることはまず考えられない。時間はかかるが、内野雅一(前エコノミスト編集長)がこんな提案をしている。
「このまま放っておくと東電はおそらくいろいろなコスト、賠償も含めて消費者に転嫁しようと考えるでしょう。電気を選ばないことを意識しなかった生活を、改めてここで怒るべきです。システムはできていないが、これからは電気を選ぼうと、1度怒ることが大事ですよ」
怒りながら、まず東電資産の一層の洗い出しや送電事業の分離などの策を考えるということか…。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト