処刑すでに数百人―軍も恐れる「死の3人組」
処刑情報とともに、いま「死の3人組」と呼ばれる人物の名が浮かびあがっているという。軍内部の思想を監視する総政治局第1副局長の金正覚、軍の不正・腐敗を監視する保衞司令官のチョ・ギヨンチョル、国民の監視・摘発を担当する国家安全保衞部第1副部長の禹東測の3人だ。この3人によって粛清された数は、すでに数百人にのぼるともいわれている。
コメンテーターの柿崎明二(共同通信編集委員)「父親を見習ったというより、おじいちゃんから3代続いた粛清政治が行われていることになりますね」
背景にあるのは、年齢から来るコンプレックスではと辺真一は次のように分析する。
「軍の視察で高官を怒鳴ったり、片手をポケットに入れて握手をしたり、普通なら考えられない無礼な態度が見られます。若い正恩が軍を配下に置いているというアピールでもあるが、礼儀を守らないのは反感を生む両刃の剣で、短期間での権力掌握で焦りが出ているのだろう」
文
モンブラン