「泉佐野市」市の名前売り出します!意外に安いそのお値段

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   この世の中、売りものではないものはない――ということで、一時流行したネーミングライツ(命名権)商売。慣れ親しんだ球場やらコンサート会場などが突然なんの脈絡もない企業名に変わり、しかもコロコロ変わるわで、端から見るとわかりづらく、迷惑以外の何物でもない。

1億円出す企業はなさそう

   命名権ブームも沈静化した感のある昨今、財政難の地方自治体、泉佐野市が命名権売却に乗り出すという。市名をはじめ、市営バス、道路名、市の施設、市民プールなどの名称を企業に売り渡そうと画策しているそうな。

   施設の名ならまだしも、市まるごととなると影響が大きすぎるのではないか――といったことで、番組コメンテイターからは疑問、異論、違和感が続出した。

   「泉佐野市にはないだろうが、もし鉄道の『○○市駅』というのがあったら、どうなるのか」(タレントの松尾貴史)

   「住所ってなると、(競合企業は)イヤでしょう。たとえばモーニングバード市のとくダネ!と書くのか」(羽鳥慎一キャスター)

   かりに市名売却が実現した暁には、気になるお値段はおいくらぐらいなのか。命名権事業を手がける株式会社ベイキューブシーによれば、「1億円(年間で?)出す企業はない」そうである。

文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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