「朝ズバッ!」はきのう21日(2012年3月)に続き、東京電力の強引な値上げ手法を大きく取り上げた。問題になったのは、50キロワット以上の工場や事業所向けに2月に出した電気料金の平均17%値上げ通告。24万件ある対象企業から不満が噴出したのは、契約期間が各企業まちまちで、契約期間途中の値上げには企業側の同意が必要にもかかわらず、東電は一方的に「4月1日以降は新しい電気料金になります」と文書通告した。
文書で通告して連絡なければ「値上げ了承」というだまし討ち
問い合わせた企業のなかには、東電から「値上げが高いということでしたらPPS(特定規模電気事業者)もあるし、他所へどうぞ。契約されるのはご自由ですから」と、脅しともとれる説明をされたケースもあった。
こうした企業の怒りに、ようやく枝野経産相が記者会見(21日)し、「報告を聞きましたが、開いた口が塞がりませんでした」と怒ってみせたが、こと電力に関しては一蓮托生の経産省トップが初めて聞いた風なのは解せない。
その3時間後に東電の担当者が急きょ記者会見した。そこでこんなやり取りがあった。
「文書を送って返答がなければ、(値上げを)了承と考えていたのではないか」
「そういうことになりますね」
これには司会のみのもんたも「明らかに意図的ですよね」と怒る。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト