おとといの3月19日(2012年)、埼玉県東松山市でマンション補修用の足場が倒れて通行中の保育園児の北村波琉人君(6歳)が、腰などを強打して死亡した。「保育園同士のドッジボール大会に参加するため保育園を出た直後で、園児たちは2列に並び保育士2人に引率されていました」と阿部祐二レポーターが伝えた。
強風わかっていながら「壁つなぎ」で固定せず
倒壊した足場は高さ10メートル、幅奥行きとも1.8メートルの鉄製で、事故時に吹いていた最大瞬間風速17.1メートルの強風が事故原因である可能性が高い。ところが、足場は固定されていなかった。建築事故に詳しい山口伸人弁護士は「労働安全衛生法で足場の固定は義務付けられている」という。壁つなぎと呼ばれる固定具を使っていなかったのだ。
司会の加藤浩次は「足場も固定せず、安全管理も怠って風圧も考えてなかった。こんな建設会社があっていいのか」と怒る。コメンテーターの大沢あかね(タレント)も「こんな事故に自分の子供が巻き込まれ死亡するなんて、親の気持ちとしては絶対に許せないでしょう」と語る。
キャスターのテリー伊藤「この会社だけが特別ではない。おそらく、日本全国同じような会社があるだろう。この会社だけの問題ではない」
波琉人君は4月6日が小学校の入学式だった。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト