女優・樹木希林は懐の深さを見せた。
「少々いろんなことがあったほうが、芸をやる人間としては面白い。最後にみんなが笑えればいいじゃない。またいい家族になれる。どこかでお会いしましょう」
樹木は17日(2012年3月)、出演映画「わが母の記」の記者会見で、「オセロ」中島知子の自宅マンションの家賃滞納訴訟についてこう言及した。
「中島の両親から安否確認のため法的措置を求められた」
司会の加藤浩次「映画の記者会見なのに、ここまで赤裸々に個人的問題を語るとは凄いことだ」
樹木によれば、「昨年夏頃、中島の両親から娘の安否を確認したいから法的措置に踏み切って欲しいという経緯があった。ウチの婿さんは提訴を嫌がっていたが、他に彼女の安否を確認できる方法はなかった」と言う。滞納家賃半年分の390万円については、「中島さんが稼げるようになったら、少しずつ返してくれればいい」と話す。
コメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)「早い段階から樹木さんたちと中島さんの両親の間では話が進んでいた。そして、問題解決のために本木さんがあえて悪役になったということでしょう」
「マスコミ張り込みのおかげでお金使わず済んだ」
樹木は「うちはもうおしまいです」と、提訴を取り下げる方向であることを伝えた。また、「マスコミの方にお礼を申し上げたい。みなさんが張り込んでくれたおかげで私が個人的に探偵を雇って見張らずに済んだ。お金が随分助かりました。彼女の保護も早くなった。もっとかかると思っていた」と笑わせる。
加藤「こういう発言はなかなか言えるものではない。樹木さんの度量の大きさが判るコメントだ」
キャスターのテリー伊藤「中島は多分この番組を見ていると思う。立ち直ったら真っ先に、樹木さんのところにお詫びに行くべきだ」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト