司会のみのもんたが「こんなことでは解散・総選挙の時に西(大阪維新の会)の方から攻めてきますよ」と言う。東京新聞政治部次長の金井辰樹も「台風が発達しながら北上している感じですからね」と話す。
国会提出を前に、消費税増税法案の事前了承を得る民主党内の合同会議で、前原政調会長が法案の説明に入ろうとしたところ、川内博史議員が「はいと聞くわけにはいかない。肝心の部分の前進が見られない」とさえぎり、会議はたちまち紛糾した。
「ビタ一文変えるなと言ってある」(藤井裕久党税調会長)
党内の争点は3つ。1つ目は景気が悪化したときに増税措置を見直す「景気弾力条項」。反対派は具体的な数値を明記せよと求めている。2つ目は法案に盛り込まれた5年後の「再々増税」。反対派は削除を要求している。3つ目は国会議員の定数と歳費を削減する「身を切る改革」だ。
野田首相の指南役である藤井裕久党税調会長は、「ビタ一文変えないでくれと言ってある」とかたくなな姿勢を崩さない。しかも、3番目の「身を着る改革」については口先だけで、党執行部に実行の気配がまるでない。
増税反対の小沢グループ猛反発
みの「まず先に身を切るべきで、やろうと思えばできるはず。国民感情はそういう気持ちですよ。この感覚が国会議員の人たちには分からない」
金井「やろうと思えば簡単にできることですが、与野党で具体的な部分の調整が整わない。おかしなことですよ」
党内協議は16日(2012年3月)まで続き、党執行部は来週21日か23日に閣議決定を予定している。しかし、VTRで出演した田崎史郎(時事通信社解説委員)によると、「反対を唱える小沢元代表に近い議員の中には副大臣や政務官がおり、閣議決定に抗議して辞任する話が出ている」という。