「地震ザブトン」で体感実況するはずが声出せない松田アナ
そこで松田アナが訪ねたのが、東京工業大学翠川三郎教授の実験室。ここの「地震ザブトン」という計器は、過去の大地震のデータを元に家の揺れ方や家具の飛ぶさまを再現できる。カメラ付きのヘルメットを被り椅子に座ると、椅子の下にある計器ごと動き始めた。阪神淡路大震災の震度7は最初からジェットコースターのように大揺れして右に左に床を滑る。松田アナは喋ろうとするが声が出ない。
正面のスクリーンに映し出された部屋では、机の上のラック類が全て飛び落ち、まな板やフライパン、ハンガーの衣類も飛ぶ。蛍光灯が振り子のように振れて天井に叩きつけられ、最後は蛍光灯のカバーも外れた。
松田アナ「実況しようと思っても次の揺れが来て、いつまで続くのかと。頭の中が真っ白になりました」
震度7では、家具などの転倒による死傷者は震度6強の約4倍になるという。
(磯G)