話には聞けど、海にもぐって貝や海藻をとる海女を実際に見たり、知り合いだという人はどれくらいいるのだろうか。番組が伝えるところの伊勢新聞記事によれば、三重県の教育委員会が海女の習俗について調査したところ、全国に海女は約2000人おり、その半数近い978人が三重県の鳥羽志摩地域に集中している。
縄文時代から存在
三重教委では海女のルーツについても調査しており、鎌倉時代の文書に海女の記述があることや、鳥羽市の答志島の貝塚で縄文時代のあわび貝殻が見つかってることなどから、海女の歴史が縄文期にまでさかのぼるかもしれないことがわかったという。
番組コメンテイターで、元伊勢丹バイヤーのブランド・プロデューサー、藤巻幸大は「去年、志摩観光ホテルに行ったらガラガラだった。志摩には観光資源はいろいろあるから、もっとこういう話やあわびの料理を見せてPRして」と提案していた。
文
ボンド柳生