東日本大震災から1年、再び防災商品が注目されている。首都直下地震が起きれば震度7もあり得るという専門家の想定に「備えは大丈夫か」というわけだが、ではどんな備えが必要なのか…。
自宅の非常持ち出しは「1次」「2次」に分けろ
「ニュース目のつけドコロ」コーナーが参考にしたのは阪神淡路大震災の教訓を伝える神戸の「人と防災未来センター」。センターの企画ディレクターによると、震災発生の備えは1次と2次に分けて用意することを勧めているという。1次分は最初の1日をしのぐために自分が持って歩ける重さで、食料、ローソク、バンソウコウ、簡易トイレなど。2次分は3日分の食料のほか、ガスコンロ、ガスボンベなども用意する。
小型懐中電灯、小銭、携帯ラジオ、飴、チョコ、笛、ガムテープ
ただ、阪神淡路大震災は未明の発生で、まだ大半の人は家にいる時間だったからそれでいいが、午後2時過ぎに発生した東日本大震災は多くの人が外出中で、この時間帯だと異なる備えが必要となる。そこで考えられているのが「ゼロ次の備え」だ。出先で自ら命を守るためには、小型の懐中電灯、小銭、携帯ラジオ、飴、チョコ、笛、それに雨でも文字が消えないメッセージ用のガムテープが便利という。
取材キャスターの岡安弥生が「いつどこで災害にあうか分からないですからねえ」と呼びかけ、与良正男(毎日新聞論説副委員長)は「外出時の備えはたしかに日常的にはやっていない」と話す。
吉川美代子(TBS解説委員)「懐中電灯はバッグに入れていますけど…」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト