スーパーの特売コーナーなどで1個100円以下で売られてたりする「さばの水煮缶」のピラフ「さんまのかば焼き缶」を使った豆腐料理の「あさイチごはん」だ。東日本大震災後に非常用に備蓄した缶詰もそろそろ1年ということでなのか、料理研究家の堀江ひろ子さんが調理してみせた。
具をすべてぶち込んでごはんを炊くだけ…
「さば水煮缶と切干し大根のピラフ」は炊飯器に普通の水加減で米を入れ具を一緒に炊き込むだけとなんとも簡単。「ええっ、さばのピラフ!」と意外な取り合わせに井ノ原快彦キャスターは驚く。
堀江「缶詰は長く保存がきいて丸ごと食べられて味付けがシンプルなので応用が効くのよ」
水洗いした切干し大根を2センチ程に切り醤油に塗す。人参は5ミリ程の千切り。この具材を水を張ったお米の上に入れ、白ワイン(なければお酒)を加えてからさば缶を汁ごと入れ、カレー粉(ルーは焦げるからダメ)と顆粒のスープの素を入れて炊き込む。このままではただの炊き込みごはんだが、秘密が1つ。炊き上がったご飯にバターをまぶしパセリを振りかけるのだ。これで、俄然ピラフらしくなる。
「ピラフはバターで炒めるけれど、ごはんにからめるとと香りがいいでしょう」と堀江さん。試食した柳沢秀夫解説委員は目を閉じてしみじみと「カレーの味がいいね」
材料費はしめて300円
「材料費は全部で300円程度」と堀江さんが言う「さんまのかば焼きと豆腐の旨煮」の後の食材は1束のニラだけ。火にかける前のフライパンに木綿豆腐1丁を1センチの厚さに切りフライパンに敷く。顆粒のダシの素と醤油を加え(麺つゆでも可)、生姜の千切とさんまの缶詰めを汁ごと入れて強火で3~4分炒める。
豆腐の色が付き始めたら、ザク切りのニラを1束入れ、蓋をして炒め、最後に片栗粉(粉1:水3の薄め)を入れてとろみを付ければ完成だ。
井ノ原「オイヒィ~。生のさんまを下拵えしたみたいですね」
(磯G)