きのう7日(2012年3月)、ポルトガルで行われた女子サッカーの国際親善大会「アルガルベ杯」決勝戦で、日本代表(なでしこジャパン)はドイツに3対4で敗れ準優勝に終わったが、ロンドン五輪へ向けて収穫はあったようだ。スタジオにサッカー解説者の都並敏史を招き、金メダル獲得の可能性を占った。
なでしこは前半2点を先行されて苦しい展開だったが後半に追いつき、ロスタイムで決勝点を許した。大黒柱の澤穂希が欠場する中、若手の新戦力の活躍が目立ち、世界ランクに勝るドイツに善戦した。
サッカー解説者の都並が試合を振り返り、「いいところ、悪いところ両方あったが、総じて言えばいい経験ができた」と総括した。
「次はアメリカも準備してくる」(都並敏史)
では、五輪での金メダルの可能性は――
都並「ズバリ、60%」
キャスターのテリー伊藤「これ、低いんじゃないですか」
都並「いやいや、みなさん80%とか思っているかもしれないが、オリンピックは大変ですよ」
サッカー通の司会の加藤浩次「60%でも高いと思いますよ」
テリー伊藤「100%かと思っていたけど」
都並「アメリカ戦だってピンチありましたよ。次はアメリカも準備してきますから」
その根拠として、課題と収穫をあげて解説した。課題はむだな失点を許したこと。4点奪われたが、3点は防げた。収穫は澤を欠きながら、途中で悪いリズムを修正して積極的なプレーで得点を上げることができたこと。
加藤「こんなこといったら身も蓋もないないかもしれませんが、ドイツはオリンピックに出ませんからね。金かどうか、色は別にしてメダルはいけるんじゃないですか」
都並「メダルはいけると思います」
これから五輪が近づくにつれ金メダルの期待は高まるだろうが、選手たちに無用なプレッシャーを与えれば、逆に遠のくばかりだろう。