被害住民の声まともに聞かない傲慢と無責任
米弁護士は「東電が被害住民の声をまともに聞いていないからです。東電には早く満足のいく賠償をやろうという気があるんですかね」という。
こうした東電のかたくなな態度と不満が募る被害住民を仲裁する国の「原子力損害賠償紛争解決センター」へ仲裁を申し込む件数が3月7日現在(2012年)で1223件と急増している。しかし和解に至ったのは18件とわずかだ。
米弁護士「農家の人がよく言うのは、『百姓は殺さず生かさずの状態。将来に対する展望が持てない』ということです。生活基盤が崩壊しているのに、東電にはそこの理解が全くない」
司会のみのもんた「生かさず殺さずと言われた時代には一揆を起こす手もありましたが、今はただ泣き寝入り。我慢するしかない」
地域独占にあぐらをかく東電の傲慢な姿勢は、あの時代で言えば悪代官。それを正す黄門さまも今はいない。いや、政府がやるべきなのだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト