東京・江戸川区の葛西臨海公園の水族館からフンボルトペンギン1羽が、厳重な警戒網脱走した。4メートルの岩山とふたつの柵を越えて海に出た模様で、3月4日(2012年)に近くの江戸川で目撃されている。
「周囲に小さい魚がたくさんいるので、餌にはこまらないはず」(葛西臨海水族園飼育展示課)とのことで、生命の危機はないものと思われるが、番組はペンギンの保護、捜索に乗り出した。
ペンギンの声CD流しても現れず
日本を代表するペンギン博士である楠田幸雄・長崎ペンギン水族館館長のアドバイスなどによれば、ペンギンは日中は餌などをもとめて泳ぎ、暗くなると陸に上がって休む性質があるいう。そこで日夜は江戸川の川岸を捜索したが空振りに終わった。
今朝6日は、目撃現場からナマ中継である。プランBは、ペンギンは仲間の声に応答するとのことで、ペンギンの声を収録したCDを流すというものだ。だが、これも放送中はまったく奏功せずに終わった。
なお、ペンギンは泳いでいるときは水面には背中が5センチぐらいしか出ないため、目視で見つけるのは困難だという。
文
ボンド柳生