シンディ・ローパー被災地の小学校に桜植樹「3・11は日本にいる」

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   きのう5日(2012年3月)、東日本大震災で被災した宮城県石巻市の大街道小学校を訪問した米国の歌手、シンディ・ローパー(58)がスタジオで生歌を披露した。

   シンディは昨年(2011年)3月11日の震災発生の日は来日中で、帰国する外国人が多い中、「音楽で被災者に力を与えたい」と日本に留まり公演を続け、募金活動など復興支援を呼びかけた。「また来年帰ってくる」と約束した通り、震災から1年、再び来日した。

「これからがんばろうという気持ちになってもらいたい」

   シンディを挟んで立った司会の加藤浩次とキャスターのテリー伊藤は「かっこいいなあ」「よく来てくれましたねぇ」と大興奮。テリーは「震災の1年後にまた来ていただいて、日本を代表してうれしいです。ありがとうございました」

日本を代表してうれしい

   コメンテーターの菊地幸夫(弁護士)も「僕も昔から、子どものころから…映画にも出られて、歌もよく聞いていました。きょうは感激です」。

   シンディは「タイム・アフター・タイム」を熱唱した。「あなたが倒れそうになったら私が受け止めてあげる 私は待っているわ 何度も何度も」

   歌声はスタジオを越えて「3・11」を迎える日本の空に響いたかもしれない。歌い終わったシンディにテリーは「きのうは石巻の小学校に行ってもらって」とまた感謝。大街道小学校では約350人の子どもたちに桜の苗木と歌声をプレゼントした。

渋谷の当日コンサートを宮城・岩手・福島の映画館で無料中継

   シンディ「桜を植樹したいと思い、子どもたちにプレゼントしました。つらい経験がありましたが、それを少しずつ柔らかくして、これからがんばろうという気持ちになってもらいたいと思いました」

   11日の東京・渋谷での公演は、宮城、岩手、福島の被災3県の映画館で無料中継される。こういうことを、てらいなくやれるところが、世界の歌姫のゆえんなのかもしれない。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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