「なでしこ、米国に初勝利いいのか悪いのか…」小倉智昭が深読み

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ロンドン五輪考えたら「0-0引き分け」が有利だったかも

   「金メダルが見えてきました」と言う中野美奈子キャスターに、司会の小倉智昭は「この勝ちがよかったのかどうか微妙」という。「ボクは0-0で引き分けて、得失点差でアメリカを決勝に進めた方が、オリンピックでは絶対戦いやすかったと思っちゃうんだよねえ」とまあひねくれ策士ぶり。さらに、「ドイツはオリンピック出られないんだから、ここで日本を叩いてやれということになる。それが一番いやでね」

   そんな読みの方がよっぽど嫌らしい。当のアメリカの反応は「この5年間で最もレベルアップしたのは日本だ。素晴らしいチームに成長した」(ワンバック選手)、「日本の技術力や巧みなボールコントロールは 世界のチームのお手本だ」(スンダーゲ監督)とまことに素直だ。

   スタジオには日本代表のユニフォームがあったが、ワールドカップのエンブレムに胸元にピンクのライン。田中大貴アナが「これ売れるでしょう」というと、小倉は「男子は赤い線が入ってからあんまりよくないんで、気になって」

   竹田圭吾(ニューズウィーク日本版編集主幹)「澤選手がいなくても勝てたという経験値からいっても、やっぱり勝った方がよかったんじゃないかな」

   小倉「いま一番必死なのはアメリカ。オリンピックで勝たないとスポンサーもつかなくなる。リーグも休んでる」

   田中「さらに怖くなったアメリカがロンドンに来ると」

   小倉「横綱相撲ができるかどうか。いまから心配しちゃいけないでしょうか」

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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