サッカー女子国際大会の「アルガルベ杯」で、日本代表・なでしこジャパンが世界ランク1位のアメリカ代表を1-0で下し決勝へ進出した。昨年(2011年)のW杯はPK戦の末の勝利で記録上は引き分け。過去の米国との対戦成績は21敗4引き分けで、初の対アメリカ勝利だった。
元アスリートのコメンテーターから「ピークを五輪の前にもてきちゃうとダメなんですか」と心配する声もあがったが、まだまだ改善の途上にあるらしく、「全く心配ない」と元なでしこの大竹七未が大小判を押した。
佐々木則夫監督も作戦通りの試合展開に満足
まるで日本に春を呼んでくれたような見事なプレーをみせてくれたのは、アメリカのパワーとスピードに押され気味だった後半38分。主将・宮間あやのコーナーキックが途中出場の高瀬愛美へ飛んだ。高瀬がマークを外して会心のへディングシュート。ボールはそのままゴールに突き刺さった。
スタジオに出演した元なでしこの大竹七未は、「あのシュートは非常に難しい。一瞬にしてマークを外した動きに加え、ゴールまで距離があり、首の力も必要でした。とても技術が高いですね」と絶賛した。
佐々木則夫監督もよほどうれしかったと見えてこう語っている。
「前半抑えながら、後半に新しい選手が決めてくれるという通りの結果を出してくれた。ノンフィクションのスピルバーグ則夫としてはよかったと思います」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト