衣類はクリーニング、時計・家電も修理済み
忘れ物の定番はなんといっても傘だ。毎年売り上げ数量1位で、今回も3万本出品。30円から2000円まで。次々に売れ、両手に抱えるほど買い溜めした人もいた。忘れ物といっても、衣類はクリーニングしてあり、家電や時計は修理してあるそうだ。
大阪市交通局によれば、忘れ物を引き取りに来る人は3割、7割は取りに来ない。それがこうして処分市に出てくるわけだ。ここで売れたものが再び忘れ物となって戻ってくるケースもある。修理の時にしるしをつけておくので、同じものかどうか見分けがつくのだという。テレビ番組の映像をみて、「あっ、あれは私のもの」といって買い戻しに来ることもあるとか。
コメンテーターのおおたわ史絵(内科医)「豊な証拠なんですよ。貧しい国に行ったらゴミひとつ落ちていない。忘れても探さないというのはちょっと豊か過ぎるかなと思いますよ」
文
一ツ石