このモーニングバードのような情報ワイド番組では、悲劇的な結末をむかえたストーカー事件が時折、取り上げられる。そこでは、警察の怠慢、緊張感の欠如としか言いようがないエピソードが必ずと言っていいほど登場する。
「資料は男性がもともと知っていたこと」呆れた釈明
この度は山梨県警笛吹署の警察官2人が、コメンテイターの口をあんぐりと開けさせるような不祥事を起こした。女性からストーカー被害の相談を受けて、相手の男性宅を警告のために訪問した――まではよかったが、女性の個人情報などが記載された捜査資料を置き忘れて帰ってしまったというのだ。40分後に再訪して書類を回収したが、その間、男性は書類を見られる状態だったという。
「ありえないすよね」「やってはいけない人に情報を与えてしまった」
司会の羽鳥慎一がめずらしく語気を強めて言い、しきりに首を傾げた。コメンテイターの東ちづるは「ハァ、もう」とため息ついて絶句。
「資料に書かれていたのは男性がもともと知っていたことが中心だった」との署のコメントが伝えられると、羽鳥はすかさず「いや、そういう問題じゃなくて」とツッコミを入れていた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト