このところ連日話題のお笑いコンビ「オセロ」の中島知子(40)の家賃滞納訴訟は、きょう28日(2012年2月)が個人事務所のマンションの判決の日だ。中島側の敗訴でどんな事態になるのか、弁護士の解説を交えて伝えた。
裁判欠席で自動的に敗訴
不動産管理会社から訴えられている東京・渋谷区の事務所マンションは、中島の自宅マンションの道路向かい側にあり、住んでいるとされているのは中島と同居している自称占い師の女性の母親と叔母、その長男の3人と見られる。損害金を含め約650万円を支払うよう請求されている。
提訴されたのは昨年(2011年)12月。今年(2012年)2月14日に第1回口頭弁論が開かれたが、中島側は誰も出席せず、裁判は終結した。不動産問題に詳しい弁護士の青木龍一はこう解説する。
「欠席してしまうとイコール負けなんですね。出て行って下さいという判決と、滞納している家賃を払って下さいという判決が下ると思っています。自分から自発的に出て行かない場合は、強制執行という強制的に追い出す手続きを取らざるをえなくなると思います」
出ていかなければ1か月半後に強制執行
スタジオには弁護士の菊地幸夫がゲスト出演していた。
司会の加藤浩次「中島さんは敗訴濃厚とみていいでしょうか」
菊地「ほぼ間違いないと思います」
加藤「その後はどうなりますか」
菊地「判決確定には2週間かかります。そして、最終的な明け渡しに向けた段取りが始まります。まず裁判所の執行官が出て行ってくださいと催促をします。そして約1か月で明け渡さないと断行ということになり、有無を言わさずトラックで荷物を全部運びだして、空っぽにして追い出されることになります。おそらくそれまでは出て行くと思いますが」
加藤「断行の前に家賃を払った場合はどうなりますか」
菊地「その場合は貸している側の判断ですね、それなら少し待つとか、やっぱり駄目とか」
訴訟の対象になっているもうひとつの自宅マンションは、今回と同じようなスケジュールだと4月ごろに判決、明け渡しは5月のゴールデンウイーク明けになりそうという。中島がマンションから出る機会はいずれ来る。キャスターのテリー伊藤はその時が中島の家族が中島を取り戻すチャンスではないかという。