岐阜「女子社員遺体事件」共犯者は複数―遺留品も3か所から発見

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   行方不明になっていた愛知県のリサイクル会社の社員、相川比奈江さん(48)の遺体が岐阜県御嵩町で見つかった事件で、2人の会社社長が相川さんを拉致したとして営利・加害目的略取の疑いで逮捕された。相川さんとの接点は何なのか、2人はどうかかわったのか、まだまだナゾが多い。リポーターの阿部祐二が報告した。

逮捕のプラスチック会社社長が知人使って呼び出し

   相川さんは去年(2011年)の11月7日に車で出掛けたまま行方不明になっていたが、今月(2012年2月)21日に御嵩町の側溝で発見された。溺死とみられるが、殴られたようなあとがあった。逮捕された2人はいずれも岐阜県内のプラスチック製造業を営む市川孝之容疑者と小川卓美容疑者だ。

   小川の弁護士によると、小川は知人の市川に頼まれ、電話で相川さんを呼び出した。相川さんは11月7日に小川の会社を訪れ、駐車場で待ち受けた市川とトラブルになってそのまま別の場所に移動した。これまで黙っていたのは、市川に口止めされていたからだという。被害者の相川さんと呼び出しの連絡をした小川とは直接の知り合いではなかったとみられている。一方、市川の方は、市川の親族が経営する会社と相川さんの勤務する会社の間で取り引きをめぐって訴訟が起きていた。

携帯電話は岐阜、免許証は三重、クルマは名古屋

   相川さんの携帯電話は岐阜県海津市で、免許証は三重県桑名市で、車は名古屋市でと3県にわたって別々に発見されている。キャスターのテリー伊藤はこう見る。

「遺留品が3か所で見つかっているということは、場合によっては、他にも複数の共犯者がいる可能性もあるということですよね。また、拉致の現場にはまわりに人もいたはずで、口止めされたからといって、黙っていたというのは問題ですよ」

   阿部「まだまだ複雑な展開を示すと思います」

   本格的な真相解明はこれからだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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