市民ランナー・川内優輝「丸坊主」―期待に応えられずすみません

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   「ここまでしなくてもいいのにね」と司会の小倉智昭が言った。東京マラソンで14位と不本意な成績に終わった市民ランナーの川内優輝(24)がきのう27日(2012年2月)、記者会見に丸坊主で現れた。まあ、気持ちはわかるが…と、小倉と同じ気持ちになる。

ロンドン五輪「悔しいですけれど、藤原さんや他の選手にがんばってもらいたい」

   日本人トップで2位になった藤原新選手(30)は奥さんについて、「走る前はBMW獲って来いみたいなことだったが、終わったとはさばさばしていた。信じてくれて嬉しい」とスッキリ笑顔だった。レースのあとは焼き肉だったそうだ。

   対照的に川内選手は笑顔なし。丸坊主にした理由を聞かれて、「応援して下さった方や期待してくれた方が大勢おりまして、期待に応えられなかったということで、何らかのことはしなければと思って、誠意を示すために剃ってまいりました」という。母親にやってもらったのだそうだ。

   ロンドン五輪の夢は遠のいたのか。これについては「オリンピックは出ることが夢ではなくて、戦うことが目標である選手が行くべきだと思っていたので、(藤原選手が)2時間7分台の記録を出してくれたのは嬉しい。自分は悔しいですけれど、藤原さんや他の選手にがんばってもらいたい」

   もう代表はないといった悲愴な口ぶりだったが、小倉は「今度の日曜日のびわ湖マラソンで(参加選手に)いい成績が出なければ、彼の可能性はまだ十分ある」という。代表は3月12日に決まる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト