「言うだけ番長」揶揄され前原「産経は取材拒否」ああ~大人げない

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   「言うだけ番長」とレッテルをはられたのが気に障ったらしい。民主党の前原誠司政調会長が23日(2012年2月)に行った記者会見で、産経新聞の記者の出席を拒否し、民主党の政策調査会の出入りも認めないと通告した。

   コメンテーターの毎日新聞論説副委員長の与良正男は「大人気ないですよ。民主党政権はすぐにメディアを選別したがる傾向が強い」と批判する。

   やぶをつついて蛇を出した雲行きだが、取材拒否について前原は、「人を貶めるための悪口、ペンの暴力の類が続き、受容限度を超えた」からという。

梶原一騎原作漫画「夕やけ番長」のもじり

   前原を揶揄した「言うだけ番長」とはうまい表現だが、産経新聞によると梶原一騎原作の漫画「夕やけ番長」をもじったもので、前原の言動について「言葉ばかりで結果が伴わない人」という意味だそうだ。すでに16回使ったという。

   与良「好きなメディアも、嫌いなメディアも差別せずに受け入れるのが政治家。実は僕も(相手の)気に入らない原稿を書いて出入り禁止になったことが何度もあります。けれども記者会見場から排除されたという経験はない」

   東京工科大の尾崎弘之教授は「前原さんは逆に宣伝しちゃいましたね。自分はこう呼ばれているんだということを。知らない人もこれで注目しますよ」と茶化した。

   政権政党の要職にある人物が、情報開示の場である記者会見から記者を排除するのはルール違反。いつまでも排除できるものではない。結局は、自ら「言うだけ番長」を演じたことになりかねない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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