無毛ヌード時代でカメラマン苦労「隠すものなくて写っちゃう」
「週刊現代」の袋とじ「無毛ヌード時代を始めよう」がおもしろい。もうヘア・ヌードは終わった。これからは無毛ヌード時代というのが現代の主張らしい。昔、無毛はパイパンなどといわれて貴重だったが、昨今ではヨーロッパを中心に、当たり前になってきているそうである。たしかに、「生理のとき、蒸れなくて楽なんです」「元彼に毛じらみをうつされたんですよ」という悩みから解放されることもあるのだろう。「脱毛エステ」なるものもできているようだ。
「ワンダーアップ上野店」の宮原千晴店長は、「当店ではハイジニーナ脱毛まで希望される女性が多いですね」という。ハイジニーナ脱毛とはVライン=デルタ地帯、Iライン=性器周辺、Oライン=肛門周辺のすべてを無毛にすることだ。このVIOすべてをしてもらうコースは何と13万9000円である。しかし、カメラマンからすると無毛ヌードはヘア・ヌードよりも撮り方が難しいそうだ。
「毛で性器が隠れるので、ヘア・ヌードはそれほど工夫はいりません。しかし、無毛の女性の場合、縦のラインを見せずにいかに無毛であることを表現するかが難しい。ライティングや撮る角度など、写真家の腕が試されるんです」(カメラマン・小倉一真)
われわれの世代が若い頃、古本屋から買ってきたアメリカ直輸入の「PLAYBOY」は宝物だった。ドキドキしながら見たピンナップガールの大事なところは、ほとんどが黒く塗り潰されていたが、いくつかは生まれたままのヌードが拝めた。それは無毛かそれに近い産毛のような薄いヘアで、まだティーンエージャーかと思うほど幼く見える女性だった。性器はもちろん見えないが、ヘアが写っていなければワイセツではないと判断されたのだろうか。たしかにそのヌードを見ても、若い自分でも十分には発情しなかった。無毛ヌードブームが来るとは思えないが、ちょっと変わった変化球で、楽しめるグラビアである。
もう一本は毎日の「火山学の権威 鎌田浩毅京都大学教授『富士山は100%噴火する』」。これは怖いぞ! 鎌田教授は東海・東南海・南海の3連動地震は2040年までには必ず起きるとおっしゃっておられる。そのために早く首都機能の移転を考えなくてはダメだというのだが、考えただけで体が動かなくなってしまった。