「医者」「IT系社長」「芸能人」「遺産ある年寄り」自称するサクラ
サクラが介入する「ネットサクラ詐欺」はさまざまな手口で客を誘う。「懸賞が当たりますとか、ただで占いしますとか、ゲームサイトやミクシー、フェイスブックなどのサイトで実に巧妙な罠を掛けています」と小林アナ。
誘いの手口は「高収入、またはお金をあげます」「将来、利益を上げるための運用」「クルマや家電製品が当たった」などだ。そこから出会い系サイトに登録すると、今度は「商社マン」「医者」「IT系社長」「芸能人」「占い師」「遺産ある年寄り」を自称する「サクラ」が登場して、有料メールに引き込む。話を長引かせるためのウソは実に巧みで、「このまま悩みを聞いてくれたら高額のお礼をする」「アナタがいないとさみしい」「生活を援助する」などという。ネットサクラ詐欺に詳しい小田典明弁護士は言う。
「メールが残っていなくても、お金のやり取りが残っていれば、かなりの確率で取り返せます。とにかく早く行動すること、相談することです」
相談は国民生活センターのホットライン(0570-064-370)がいい。
磯G