知らない間に失明の危険がある大病に罹っていた。女優・川島なお美は2月19日(2012年)のブログで、夫の人気パティシエ、鎧塚俊彦の左目が光を失ったと報告した。病名は網膜中心静脈閉塞症。西村綾子リポーターがこの病気を取材した。
眼底の中心静脈詰まり、眼球の毛細血管破裂
川島と鎧塚が結婚したのは2009年で、「その直後に、鎧塚氏が人間ドックに入ったところ、眼底異常で要精密検査と診断されたそうです」と西村は伝える。
「仕事が忙しく検査を先送りしていたところ、翌10年にそれまで両目1.5だった視力が突然落ち、手術のために3回入退院を繰り返しましたが、ついに視力は戻りませんでした」
司会の加藤浩次「怖い病気だね。どうしてそんな病気が起きるの」
西村は両国眼科クリニックの医師の解説を引用しながら、「眼底の奥には目の毛細血管の血を循環させる中心動脈と中心静脈があります。鎧塚さんはこの中心静脈が何らかの理由で詰まり、眼球の毛細血管が破裂。光を失ったと考えられます」と説明した。
高血圧、糖尿病、動脈硬化の50~60代危ない
加藤「どんな人が罹りやすいの」
西村「世代的には50代から60代で、高血圧、糖尿病、動脈硬化の人に出やすいと言われています」
コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)は「人ごとではない。目は大切なところだから、早期の診断・検査が必要ですよね。鎧塚さんは日本を代表するパティシエだから、何とか回復して欲しい」と溜息をついた。キャスターのテリー伊藤も「僕も目を悪くしていた時期があったけど、片目は怖いよ。日常生活でも不安を覚える」と話す。
西村「どちらかの目に違和感を覚えたり、マス目を見たときに線が曲がって見えたりしたら、この病気の可能性があるので、すぐに眼底の診断・検査を受けて下さいと、眼科医は話していました」
目の病気は自覚症状が出たときにはすでに症状が進んでいることが少なくない。用心しなければ。