「和食屋に誘ったら、占い師も付いてきたんだ。陰影の強い女だったね」
中尾はさらに「お父さん、お母さんが探しに行ったというのをちらっと聞いた。マネージャーと行っても会ってくれないというので、あ、あの女かと。全部が結びついた」
というのは、おととし11月に銀座の和食屋へ中島を連れて行ったとき、「友だちを連れてきました」と女がいた。本を書いていると紹介したという。髪は肩まで、ふっくらとした顔立ちで「地味な感じだった。陰というのか、陰影が強かった。それが占い師」。その女とはほとんど話さなかったが、中島とは小声で話していたという。
「異常はみんな知ってました。仕事場でも口をきかないしね。そのへんから取り付いたんでしょう、その女性が。中島に『目を覚ませよ』と言ってやりたいけど」
司会の小倉智昭「中尾さんはその変化に気づいてらしたんですね。大先輩の中尾さんとの食事に連れて行くというのは、かなりの間柄じゃないとね」
芸能デスクの前田忠明「マネージャーなら遠慮しますよね。中尾さんが心配するのはその女性。2月28日に(マンションの家賃支払いと明け渡しを求められてる訴訟の)判決は出るが、その女性が消えるのか、一緒にいるのか。何にも手がかりがない」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト