東日本大震災の被災地の企業が、知恵を出し合って作った非常用の「おたすけ箱」が飛ぶように売れている。「みの味」コーナーで、司会のみのもんたが「さあて、何が入っているのでしょ~か」と箱を開けた。
20種類の食品と水…食べ終わったら簡易トイレに早変わり
「おたすけ箱」中には、5年間は持つという「かぼちゃ煮」「さつま芋の甘煮」「肉じゃが」「さばの味噌煮」「ししゃも焼」などのレトルト食品のほか、飲料水、食器まで入っていた。災害発生時に、支援物資が届かない3日間を想定して20種余りが入っている。さらに、空になった段ボール箱は内側が2重構造になっていて、体重150キロの人が座ってもつぶれない。簡易トイレとして使うためだ。
開発したのは宮城県石巻市のレトルト食品製造・販売会社「マリンプロ」で、高台にあったため津波の被害を免れたが、自宅を津波に流され避難生活を余儀なくされた従業員も出た。そうした人たちが知恵を出し合って「子どもやお年寄りなど被災弱者といわれる方々が喜んで食べてもらえる商品を作ろうと考えた」という。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト