「被災地のがれき処理分かち合おう」羽鳥慎一珍しく自説開陳

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   震災がれきは、全国のゴミ処理場で処分する予定となっているが、受け入れ側の地方自治体や住民の反応は総じて鈍い。そんななか、がれき受け入れを表明した静岡県島田市で昨日(2012年2月16日)、福島第一原発から200キロ以上(東京までの距離とほぼ等しい)離れた岩手県山田町のがれきの試験焼却が行われた。

受け入れの静岡・島田市では「賛成9割、反対1割」

   島田市の焼却に対して、「放射能を拡散している」「蓄積していくと心配」「安全と言われても信用できない」などの理由から、受け入れに反対する住民らの抗議活動が行われた。また、ゴミ処理施設の近くには、広大な茶畑が広がるなど、周辺は茶の名産地でもあるため、茶への影響や風評被害などを心配する声も上がっている。

   一方では、「放射能が基準値以下ならかまわない」「被災地を助けたい」「日本人として助け合わなければいけない」といった受け入れ賛成意見もあり、番組が独自に島田市民50人に聞いたところでは、受け入れ賛成が9割、反対が1割だったという。

   スタジオでは司会の羽鳥慎一が「反対の方の意見というのもわからないではないですが」と口を開いた。通常、あまり自分の態度を明確にしない――とくに賛否のわかれるテーマについては――羽鳥にしてはめずらしく、わりとハッキリとした意見を口にした。

「被災地のがれきが処理このままだと100年かかるとなると、これはみんなでわかち合わないといけないんじゃないかと思う」
文   ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト
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