木嶋佳苗ミニスカ・網タイ出廷―被告人質問で完黙破るか

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   裁判員裁判では一番長い100日裁判が続く。交際男性の不審死をめぐって殺人などに問われている木嶋佳苗被告(37)が、きょう17日(2012年2月)から被告人質問に入る。婚活サイトを通じて木嶋と知り合い、交際していた男性3人が死亡している。 安藤健三さん(80)は自宅の火災で、寺田隆夫さん(53)も自宅、大出嘉之さん(41)は車の中で死んでいた。現場に共通するのは練炭があったことだ。

   この不審死で殺人や詐欺などで起訴された木嶋は、殺人については完全黙秘を通したという。これまでの公判で、検察側が立証の柱にしたのは男性に送ったメールだった。その中身から、中年の寂しい独身男性の心をつかむパターンがみえる。

「お泊まりできたらいいですね」カネ貢がせた思わせぶりメール

   木嶋が婚活サイトへ登録したのは2008年5月。最初の男性に送ったメールはこうだ。

「プロフィールを拝見し、心に留まるものがありました。私はピアノ教師をしていて、大学院で栄養学の勉強をしています。大学院でいちばんの悩みは授業料を納入できずにいることで、将来を考えている人に支援してほしいと思います」

   メールをやり取りした静岡のこの男性によると、1か月後に池袋で初のデートをして、木嶋の印象は「素朴で家庭的。付き合いを続けたいと思った」だった。その後、メールで「素敵で驚きました」「支援してくれたら嬉しい」「授業料107万円が必要です」と具体的になる。信用した男性は54万4000円を振り込んだが、「半端な額なのはなぜ」といわれて、さらに15万5000円を振り込んだ。やがて卒業して静岡に就職するといい、「推薦状を書いてもらうために寄付金100万円が必要」といわれ、100万円を振り込んだ。

   次が「食事やお茶だけではもの足らない。一緒にお泊まりできたらいいですね」「リッツカールトンは好きなホテルです」。そのホテルで木嶋がシャワーを浴びている間に男性は記憶がなくなって、目が覚めた時は1人だった。 もう1度同じことがあった後、「静岡での面接は考えさせてもらいます」が最後になったという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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