「でも大丈夫」とここでもアンチエイジング
そして番組後半になると、よくわからないツイスト現象も見られた。卵子の老化は不可逆的だし、どうにも解決ならんのだという前提で進んでいたはずが、医学的研究によって、老化した卵子でも妊娠、出産の確率を高められそうな、この分野でも一定のアンチエイジングが期待できそうな話が出てくるのだ。
「うちで体外受精をする方は、平均年齢で40歳を超えている。その方々の子どもを作りたいという希望にどうこたえるか。技術的にはだんだん可能になってきている」(聖マリアンナ医科大学石塚文平教授)
「衝撃」というよりは、どうも腑に落ちない「卵子の老化」であった。
ボンド柳生
*NHKクローズアップ現代(2012年2月14日放送「産みたいのに産めない~卵子老化の衝撃~」