東電「大丈夫」と対策とらず
しかし東電は、「万一起きても、建物の健全性は確保される。冷却系も回復が可能」という。いつもの答えだ。地震が起るなんて考えてもいない。
司会の小倉智昭「いわきの地震は単なる余震として片付けていたので、こんなに被害が出ていたとわからなかった」
田中「いわきの人たちは東日本大震災も経験しているが、それ以上だった、この世の終わりだと思ったとまでいってました」
真鍋かをり(タレント)「原発ができた時はこんなこと知らなかったわけでしょう。心配ですよ」
小倉「耐震補強だってできない状況でしょう」
地震に耐えるかどうかだが、田中は耐震強度を加速度(Gal)を示した。福島原発の6つの原子炉が想定している加速度は412から487Galで、3.11のときは一部で550Galに達したが、概ね許容範囲内だったとして、補強を行わなくても安全としている。しかし、4月11日に起った井戸沢の地震(M7.0、 震度6弱) の最大加速度は2071.1Galだった。原発5号機の設計者の上原春男氏は「2000Gal以上の地震が直下で起きたら、正直怖いですね」と話す。
小倉「いま危機感をあおっても仕方ないが、こういうことがわかったら注意が必要だろうね」
といって、補強すらできない。東電はどうして平然としていられるのか、それも不思議。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト