最初は女霊能力者、次が風水師、そして最後が占い師。その女はいったい何者なのか。お笑いコンビ「オセロ」の中島知子が個人事務所用として借りているマンションの不動産管理会社が、家賃を滞納しているとして立ち退きを求めた裁判の第1回口頭弁論がきのう14日(2012年2月)、東京地裁で行われた。
契約解除申し入れながら居座り
阿部祐二リポーターがマンションの前から伝える。
「彼女が借りている部屋はこの事務所用の他に、自宅用として道路を隔てたマンションも借りています。滞納総額は合わせて660万円。家主は俳優の本木雅弘さんで、本木さんも中島を訴えています。2009年に賃貸契約を結び、昨年5月に契約解除の申し入れがなかったので自動契約となりました。しかし、その直後から滞納が始まりました」
昨年9月にいったん中島サイドから契約解除の申し入れがあったものの、運送会社の手配ミスや盗難に入られて警察から転居しないようにといわれているなどと言って転出しなかった。
搾り取るものなくなると次の獲物
司会の加藤浩次「僕が知っている中島知子とは全然違う。なぜこんな風になってしまったのか」
キャスターのテリー伊藤「クレバーな子だったのに、まともな行動とは思えない」
ゲストコメンテーターの有田芳生(参議院議員)は、「個人用事務所として借りたといわれていますが、順序は逆。自宅マンションで同居している占い師の親族を住まわせるために借り、そのあと個人事務所を立ち上げたのです」と妙に詳しい。「この占い師の餌食になった芸能人は、僕が知っている限りでも5~6人いる。部屋を借りさせ、お金を使わせて、もう何も搾り取れないと分かると次の人に移る。ヤドカリみたいなタイプです」
今回の裁判で中島側からは誰も姿を見せなかった。人権問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、「誰も姿を見せなければ原告側の主張が全面的に認められ、中島サイドの敗訴は必至でしょう。判決が確定すれば立ち退きが強制執行され、追い出されることになります」と語る。判決は今月28日だ。