マイケル・ジャクソンも追い込まれた「心の穴」
菊地の情報を受け、加藤が薬物の影響についてコメンテーターの香山リカ(精神科医)に聞く。
香山「処方されたものなら、それだけで心臓や呼吸が停止してしまうことは考えにくい。ただ、大量にアルコールを飲んでいたとすれば、深く寝入ってしまって風呂で溺れてしまうこともあるかもしれない。違法なドラッグとお酒の組み合わせなら、それ自体で呼吸が停止してしまう可能性もあります。それにしても、マイケル・ジャクソンもそうだが、トップの人にしかわからない孤独、不安、焦りで心の中に穴があいてしまう人はアーティストの中に結構いますよね」
キャスターのテリー伊藤「スポーツ選手やミュージシャンなどスーパースターが自滅することはある。スポーツ選手がそこから復活するのは非常に大変だが、ミュージシャンの場合は復活の可能性があったのに、惜しかった。彼女はマイケル・ジャクソンの生きざま、死にざまを目の当たりにみていたのに」
加藤「その足掛かりとしてグラミー賞の前日に歌うという舞台が用意されていた」
テリー伊藤「そこで復活となったかもしれないのに」
惜しむ思いは尽きない。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト