昨年夏(2011年)ころから「塩こうじ」がにわかにブームとなって、食料品店やスーパーなどではほとんど売り切れ状態が続いているという。人気の秘密はなんなのか。「普通の肉を高級肉に変えたり、抜群の味の料理ができたり、シミの予防やダイエットや美肌にも効くんです」と内藤裕子アナ。
「イチおし」コーナーで、塩こうじを7年間毎日食べ続けている料理研究家の小紺有花さんが登場して解説した。
米こうじと天然塩、水だけで簡単自家製
まずは塩こうじをまぶした鶏肉と塩だけで焼いた鶏肉を比べてみると、「塩だけのものは普通においしいのですが、塩こうじを塗った方はよりジューシーで柔らかいです」と内藤。「肉の10~13%の塩こうじをまぶして冷蔵庫で5~6時間寝かせて焼くだけで高級肉に変身しています」と小紺さんは自信満々に言う。
次は塩こうじ以外の調味料を一切使わず、残り物の野菜で作った「塩こうじパスタ」。スタジオで試食してみると…
ゲストのつるの剛士「うまっ。何でこんなに美味いの。何かソースが入っているような」
塩こうじを使いとおいしくなる秘密は、グルタミン酸など19種類のアミノ酸が含まれているためで、これほど他種類のうまみ成分を含む調味料はほかにない。
塩こうじは自宅で簡単に作れる。「生のこうじ100グラムに天然の塩30グラム、水100ミリリットルを用意して、まず米こうじをほぐして瓶に入れ、塩を入れて水を入れて、1日に1回かき回して温かい所に10日から2週間置いておくと中身がトロッとします。それで完成です」と小紺さんは言う。
ダイエットやシミ予防効果
こうじ菌には様々な体にいい働きがあるという。たとえば、「酒粕の中の成分がシミを予防する効果がある」と広島大学の杉山政則教授。その他、ダイエット効果も期待できるし、酒粕風呂に毎日浸かる酒造工場主桜井礼子さんは美肌と白い肌に効果があると薦める。
酒好きの有働キャスターが思わず呟いた「何でこれに気が付かなかったんだろう」 今からでもまだ間に合うと思うけど…。
(磯G)