LEDが感染症予防や害虫駆除、コンクリート壁を広告パネルに変身させるなど、意外な応用技術が開発されている。四国・徳島では大学、企業総ぐるみで「LEDバレイ徳島」に取り組んでいる。
徳島大大学院のヘルスバイオサイエンス研究部では、LEDが発する特殊紫外線を使ってインフルエンザのウイルスや大腸菌を消滅する研究を進めている。実験では特殊紫外線に10分間当てるとウイルスや菌が消滅することが証明されており、あとは「実際に装置を作って日常生活に利用できるかが大きな課題」(高橋章教授)という。
色違いのLEDで害虫別駆除装置
アース・バイオケミカルは、ハエは青、カメムシ緑など害虫の好きな色を研究して、その色に合わせたLEDランプで駆除する害虫捕獲器を開発、すでに飲食店やコンビニで使われている。このほか、日本ネオンはLEDの光を透過するコンクリート、藤崎電気はボードに小さなLED電球を差し込むと、色とりどりに点灯、思い通りのデザインができる製品を開発した。いずれも商業用の広告媒体として使えそうだ。
徳島には100社以上のLED関連会社があり、LEDシエアは世界の約3割に達している。市場の大きい東京をターゲットに、このほど新宿に展示場も開設した。
司会のみのもんたが「バイ菌がなくなってくれたら最高じゃない」と言いつつ、ボードに豆電球を差し込むと点灯して思い通りのデザインが描けるのは「よくわからないね~」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト